プロメティウスプロジェクトのご紹介、他

クライオニクス・マガジン(第11号 2000/3)

日本初、そしてもちろん唯一のクライオニクス
(人体冷凍保存)についての雑誌です。
今月は発行は遅れました。記事も少なめで反省しきりです。

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プロメティウスプロジェクトのご紹介
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The Prometheus Projectをご紹介します。
かの21century Medicineの創立中心メンバであったPaul Wakfer
が提案しているプロジェクトです。21century Medicineの研究の
成果が目に見え始めたとき、その年間2億円程度の研究費では
完全な人体の保存ができるまでにはかなり時間がかかると
いうことが予想されたため、一気に巨額の資金を集め、
10年から20年で脳の完全保存を実現しようと提案したものです。
どの程度巨額かといいますと、年間100億円です。「そりゃ無理だ」
と思うでしょうが世界で軍事費にかけている予算から見ると大した
ことはありません。ポウルは言います「要は何に人生を費やすかだ!」
残念ながらこのプロジェクトは周囲の賛同を得られず現在休眠中です。
ポウルもしばらくはCryonicsの活動から遠ざかり地道な脳関係の
研究プロジェクトを推進していましたが、Cryocareの危機をきっかけ
にまたCryonicsの活動を始めました。今年いっぱいこのプロジェクト
を推進する賛同者を集め、再度プロジェクトとして立ち上げるか
どうかを決めるそうです。現在21century Medicineの兄弟会社として
設立される予定のABSがCryonics関係の研究機関として最も注目
し支援すべきことは疑いないですが、もしThe Prometheus Project
は復活するならこれもぜひ推進すべきものです。Cryonicsに関心が
ある方はぜひ一度お読みください。
http://prometheus.morelife.org

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クライオケア(Cryocare)の危機
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アルコーから分離独立したCryocareが事実上活動を停止して
います。低温保存の処置を行なうBPIという会社がサービスを停止
したからです。この会社は実際はMike Darwinの個人会社で、
彼が「もうやらない」と言っており後継者もいないのでやむを得ない
ことでしょう。ACS(American Cryonous Society)もマイクの会社
からサービスを受けていましたが、このグループはすでにCI(Cryonics
Institute)がBPIに替ってサービスを提供していますが、残念
ながらCIの保存措置レベルはかなり低く、復活できる望みはほとんど
ないと言っていいでしょう。Cryocareのメンバーは以前にも紹介した
BioTransportの立ち上げを待っています。これは現在の21century Medicine
の技術で低温保存処置のサービスを行なう会社でアルコーのメンバーも
この会社からサービスを受ける予定です。(アルコーの現在のサービス
は基本的に70年代の技術レベルにとどまっています)。アルコー会員で
Biotransportのサービスで処置された患者(cryonicistが「死体」という
言葉は使いません)はアルコーで保存されますが、もとCryocareの会員
は別の保存する会社が必要で、前の記事にもでてきたPaul Wakferが
この会社の立ち上げに奔走しています。
ABSが無事立ち上がるか、Biotransportが無事立ち上がるか・・・
2000年はcryonics界にとって重要な年になります。

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米国ではナノテクが表舞台に!、他

クライオニクス・マガジン(第10号 2000/2)

日本初、そしてもちろん唯一のクライオニクス
(人体冷凍保存)についての雑誌です。
今月号ではナノテクノロジーの最新動向を紹介します。

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米国ではナノテクが表舞台に!
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ナノテクノロジーはごぞんじですね? ナノレベル(原子レベル)の
操作で物質を変換してエネルギー問題や資源問題も全部解決して
しまおうという大胆な考えです。実は米国ではナノテク関連の予算が
伸びています。2000年度は2億7千万ドル、2001年度は
4億9千7百万ドルで84%も伸びています。一方ナノテク創始者
ドレクスラー率いるフォアサイト研究所(http://www.foresight.org)
は1月までに新しい研究のために5万ドルの寄付を集めようとしました
が3万ドルも集まりませんでした。ナノテクそのものが、ひとりの
天才のもとに集まったグループから、舞台をメインストリートに移動
しようとしています。今後の動きが楽しみです。

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書籍「ナノメディスン」からの抜粋
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現在のクライオニクスの保存レベルでは、復活にナノテクノロジーを
使わないわけにいきません。(細胞が氷でこわれるのでその修復に
使うわけです) この分野でナノメディスンという言葉が昨年から
登場するようになりました。これについて紹介します。

10月に米国で出版された「ナノメディスン」第一巻からの抜粋を紹介します。
アルコー生命延長財団の機関誌の記事の要約です。
(注:抜粋元となった同書はいわゆる“紹介本”で、ナノメディスンの持つす
べての可能性まで完全に網羅したものではありません。)

この本は10月に開催される「フォーサイト会議(Foresight Conference)」の
会場で初めて発売される予定です。出版部数が非常に少ないため、同会議に直
接出向いて購入するのがベストでしょう。
以下に同書からの抜粋を掲載します(出版社からの複製許可取得済み)。
中でも、ナノメディスンが冷凍保存患者の回復に応用可能なこと、その応用方
法などについて述べている点は、特筆に価します。真新しい情報はそれほどあ
りませんが、非常にしっかりした専門知識に基づいて書かれており、ナノメ
ディスンが医療に応用可能であることがはっきりとわかります。

「あとがき」抜粋:要約

新しい医療技術と医療が迎える新時代

生命に関わるようなひどい損傷を負わない限り、生物は自己治癒力による修復
を続け、存在し続けることがわかった。
分子レベルのナノテクノロジーは実現可能である。損傷を受けた生体部分の代
役を務められる人工分子(molecular machine)が実現すれば、生体が修復す
るまでの間、人工分子によって生体を維持することができる。
呼吸細胞あるいはナノテクノロジーを利用すれば、かなりひどい損傷を受けた
り、回復の見込みがないほど身体機能が低下していたとしても、生命を維持
し、健康な身体に回復させることができる。それにより、不老不死が当たり前
となる時代が来るだろう。逆に、病気や虚弱体質、死などが珍しくなるかもし
れない。

このようにナノメディスンには前途洋々たる可能性がある。しかし、働き盛り
の人が突然不治の病に倒れることもある。心臓発作で突然死を遂げる人もい
る。現代医学では治療不可能な病に冒された人々でも、ナノメディスンによっ
て身体を保存し、未来の医療に希望をつなぐことはできるのだろうか?

今後、不治の病に冒された患者を液体窒素で保存し、何十年後(もしくは何百
年後)に蘇生させて、未来の進歩した医学で治療を施すことが可能となるだろ
う。
このような手法はクライオニクスと呼ばれ、すでに数社がサービス提供をおこ
なっている。もちろん未だ初期段階にあるナノテクノロジーがしっかりと確立
されるまでは、成功の保証もない実験に過ぎない。凍結により損傷を受けた細
胞を元通りにできるか否かは、現代医学ではまったく証明できない。しかし、
冷凍保存を受けなければ、その先に待っているのは、ただ「死」のみ。冷凍保
存を受ければ、(可能性は低いとは言え)生き延びられるかもしれないのだ。
何の保証もない賭けのように思えるかもしれないが、すでにいくつかのすばら
しい成果があがっている。凍結保護物質(cryoprotectant)およびその他の化
学物質を血管へ迅速注入して、あらかじめ細胞にそれ以上凍結損傷が及ばない
ようにしておけば、のちに回復させることができるかもしれないという。
結論

ナノメディスンの発達は、私たち自身にかかっている。私たちがどれだけ早く
アクションを起こすかにかかっているのだ。ナノメディスンを作り上げるのも
人間、そのサポートをするもの人間だ。サポートする人間がいなければ、研究
は進まない。指をくわえて誰かが何かをしてくれるのを待っているだけでは、
何も始まらないだろう。私たちが実際にアクションを起こせば、すぐに何かが
始まる。私たちが生きている間にナノメディスンを発達させておいた方が、代
替療法の完成を待つよりは、遥かに良いだろう。

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クライオニクス界の動きが少なかった年末でした、他

クライオニクス・マガジン(第9号 2000/1)

日本初、そしてもちろん唯一のクライオニクス
(人体冷凍保存)についての雑誌です。
1月の発行が遅れてしまいました。今月号では
メタモルフェーゼズ・ソサエティの人々を紹介します。

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クライオニクス界の動きが少なかった年末でした
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残念ながら年末にいいニュースがきませんでした。
21世紀医学研究所(以下21CM、http://www.21CM.com)の特許
についての公開実験は1999年には実施されませんでした。
ABSについても新しい情報はありませんでした。21CMに
詳しい方に聞いたところ、「いまは臓器低温保存のビジネスを
立ち上げるだけでもかなり大変なはず」とのことでした。
あせらず、期待して進展を待ちたいと思います。

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メタモルフェーゼズ・ソサエティの人々
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Metamorphosis Societyは未来によきことをし、未来に行こう
という意志を持つ人々のグループです。最近ホームページを
リニューアルしましたのでぜひお越しください。
(http://www.kanon.to/ms.htm : 全部英語です)
日本のメンバはクライオニキストというよりフューチャリスト
と言ったほうがいい人が多いです。今回は、日本人以外の
メンバを紹介します。関係するホームページはどれも
充実しています。

・Kelly Anne Moy
American Cryonics Society(http://www.jps.net/cryonics/)の
事務局などいくつかのクライオニクス団体に関わる若き女性です。
とても魅力的です。

・Joseph Strout
マインド・アップロード(記憶・人格を脳からコンピュータに移す)
については最も充実したWEBを持つ研究者です。WEBは
http://metalab.unc.edu/jstrout/uploading/ にあります。

・Klaus Reinhard
ドイツで最もアクティヴなクライオニキスト、個人ホームページが
http://members.aol.com/klausrei/revinfe.htm にあります。

・Paul Wakfer
21CMの創立メンバでクライオニクス界の中心人物の一人。
現在では21CMから離れて、大学との共同研究をしています。
INC(The Institute for Neural Cryobiology http://neurocryo.org)

・Ben Best
カナダクライオニクス協会(http://www.benbest.com/cryocdn.html)
代表にてクライオケア(http://www.cryocare.org/)の中心人物です。
カナダ在住。

・Felix Ungman
スウェーデンの有名なトランスヒューマニズムの団体
Transhumanistiska Feningen Aleph(http://www.aleph.se/)
の資金管理担当理事です。

・Michell porter
オーストラリア在住、トランスヒューマニズム関連にすぐれた
WEBを持つ。 http://botree.com/articles/transhum.htm

・William John
フューチャリズムの情報が豊富なWEB、フューチャリスト・
ネットワーク(http://thefuturist.net)のWEBマスター。

このほかにも魅力的な人が多くいます。Metamorphosis Society
に参加されませんか? (メール mizuho@kanon.to まで)

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日本のCryoFeastは19日に!、他

クライオニクス・マガジン(第8号 1999/12)

日本初、そしてもちろん唯一のクライオニクス
(人体冷凍保存)についての雑誌です。
今月はクライオニクス界にあまり動きがありませんでした。
小さな記事をいくつかお送りして、今年最後の発行とします。
次号はいよいよ2000年! クライオニクスも飛躍の年に
なる予感がします。

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日本のCryoFeastは19日に!
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今年もCryoFeastの季節がやってきました。
世界、全米各地同時にクライオニキストがパーティをやって
クライオニクスの活動を盛り上げようとするものです。
Transhumanistとして、この分野のアートで有名な
ナターシャ・V・ムーアが提唱し、日本では1997年
たった二人のパーティをやって参加を始めました。
今年は18日開催のグループが多いですが、日本では19日
の20時から渋谷近辺で行ないます。
パーティイ好きな方は cryo-j@kanon.to にご連絡を!
お待ちしています。

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DmozにJCA登場
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分野別に主要なWEBを紹介することで定評のあるDmozの
クライオニクスの項にJCAが掲載されました。
「完全に日本語です」と紹介されていますので、簡単に
英語の活動紹介ページを作る予定です。

http://dmoz.org/Science/Biology/Cryobiology/Cryonics/

ここで主要な団体は網羅できますのでぜひ一度お寄りください。

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JCA、毎日新聞の取材を受ける
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毎日新聞の年始の特集で「死」を取り上げ、不老不死について
考えていくとのことで、JCAのメンバ二人が取材を受けました。
一般には気味が悪いと見られているクライオニクスをこの大新聞が
どのようにとりあげるのか(あるいはとりあげないのか)
記事がとても楽しみです。

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来年のアルコーのカンファレンスは6月17−8日
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Life Extensionについてのテクノロジーが一堂に介する
アルコーのカンファレンス、2000年は4回目を迎えますが
6月に開催されます。詳細は http://www.alcor.orgでどうぞ。
JCAからも何とか参加したいと思っています。

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21CM、CCR、ABSの動き、他

クライオニクス・マガジン(第7号 1999/11)

日本初、そしてもちろん唯一のクライオニクス
(人体冷凍保存)についての雑誌です。
今月号は米国最新事情をお知らせします。

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21CM、CCR、ABSの動き
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9月24日「Congratulations to 21st Century Medicine!! 」
という記事がクライオネット(http://www.cryonet.org/)に
投稿されました。21世紀医学研究所(以下21CM、
http://www.21CM.com)の研究の特許が公開され、細胞を壊さないで
臓器(肝臓等)を低温保存し再生させることがほぼ可能になった
ようです。大ニュースです。21CMのホームページの更新は
決して早くはないのですが、一応チェックしておこうと訪問した
ところ「あれ?」と思うことがありました。「マイクがいない。」
Mike Darwinは21CMの創立メンバであり、ソウル(Sail Kent)を
除けば21CMの中ではもっとも影響力のある人です。それよりも、
ジェリーと開発したサスペンションの手法で70年代から80年代の
アルコーが最も伸びた時代を支えた人です。いまでも若干の改善は
あるものの、マイクの手法で低温保存は行われています。
そのマイクが21CMを離れ、CCR(Critical Care Research)
という組織を立ち上げました。どうなっているんだろう??

数日後、ソウルから解説がありました。一言でいうと、
「21CMは臓器等の低温保存技術で市場にうって出る」と
いうことです。米国ですらも、クライオニクスの印象は悪く、
推進している人達は「得体のしれない、気味が悪い人たち」
と見られています。しかし、今回21CMが達成した成果は
現在の医療でも様々な応用が可能なものです。科学の王道を
歩けるものです。それをまだ認知されていないクライオニクス
といっしょの事業体にするのは具合が悪かろうとの判断のようです。
それで、マイクは別組織をたち上げることになったようです。
「21CMはBrain Cryopreservationの研究を目標にしていない」
とソウルは言っています。

では、Brain Cryopreservation(脳の低温保存)の研究はどう
するのでしょうか? マイクのCCRがやるのでしょうか?
違います。ABS(Advanced BioSciences)という新しく設立する
団体が行います。資金の募集は来年の早い時期に行われるとの
ことです。あまりお金がない人も投資できるようにしたいと
ソウルは言っています。原文を転載します。 It is my inten-
tion to make it possible for both wealthy (and not so wealthy)
cryonicists to invest in ABS….
「あまり裕福でない人」にカッコがついているところが笑えます。
(泣けます??)

さて、ちょっと医療に詳しい人は「本当に臓器の低温保存ができる
のか?」と疑問をもたれるでしょう。実は私もそうです。
クライオネット読者からも「デモはしないのか?」との質問が
ソウルにありました。その答によると、いま機械を待っていて
年内には到着するだろう。そうしたらデモができるようになる、
ということでした。21CMはソウルがビタミン剤販売等の事業で
儲けたお金で運営されています。装備は決して潤沢ではありません。
昨年5月ポールが日本にきてプレゼンをやったときも、「研究はかなり
いい線までいっているが、検証する機器が用意できないのだ」と
言っていました。今回の特許の実験も企業か大学の設備を借りたの
でしょう。しかし、成果がでた今は機械を手に入れることができる
のです。確実にレベルは上がっています。

クライオニクスの世界と10年以上関わっていますが、一つの時代
が終わり、新しい時代にはいったな、と感じています。
JCAとしては、この21CMのデモの結果や、ABSの設立等を
ウオッチし、日本(のそんなに裕福でない人)からもABSの事業に
投資できる枠組みを作ることが当面の大きな仕事でしょう。
がんばってやりたいと思います。

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誰が金を出すのか?(coffee braek)
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21CMの特許のニュースが流れたとき、クライオニクス界では
30年間何度も繰り返されてきた話題がまたでました。それは、
「ビル・ゲイツのような金持ちを説得し、金を出してもらおう!」
といことでした。ここ数年でも「マドンナは興味があるらしいぞ!」
「マーク・アンドリーセンが肯定的な意見を書いていた記事を読んだ」
などの話題がでてきました。こういうとき、必ず書き込むのがソウル
です。「まず自分たちが金を出せ!」 これは説得力あります。
ソウルはクライオニクスが始まった当初、研究にお金をだすよう資産家
や企業を説得しました。それがかなわぬと、自ら事業を立ち上げ、
成功したその事業から年間2億円ものお金を研究につぎ込んでいます。
「クライオニクスプロバイダはもっと宣伝に力を入れるべきだ」
などの意見がでると、「まず、あんたがやりなさい」というのもソウル
です。今回、ソウルは言っていたことでとても興味深かったのは、
「クライオニクス界に金持ちはいっぱいいる」「もっとクライオニクス
にお金をだすべき、人生の中で優先度をあげれば十分なお金がある」
ということでした。うーん、耳が痛い!

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JCA秋のオフ&メンバまた募集
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10月11日、3人というひっそりとしたオフ会をやりました。
メンバは10名強いるのですが、みなさん忙しいです。ソウル
がいうように優先度を上げなくてはいけないと痛感するオフでした。
JCAはこれまで通り、日本に正しく情報を伝えるという役割が
あると思います。ABSへ投資する枠組みを作ることが今月新しい
役割として追加されたと言えるかもしれません。投資するかどうかは
それぞれの判断です。投資した人は先行してサービスを受けられる
などのメリットが出るでしょう。「人生での優先度をあげて」投資
しようと思っています。このような役割を果たすためには、以下の
ような人材が必要です。
(1)国際間投資の基礎知識がある人
(2)21CMの研究成果を評価できる医療関係者
どなたか、手をあげませんか?

また、一般の会員も大歓迎です。今のところ会費もない組織ですので
ぜひ参加ください。お待ちしています。

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