米国動向、他

クライオニクス・マガジン(第45号 2003/8)

先月、お休みをいただきました。

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米国動向
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ここ数ヶ月の米国の動向をご紹介させていただきます。

最も早ければであれば今月にも成果がでたであろう、CIの
新しいガラス化の技術開発は、資金の関係で遅れています。
早くても来年の早い時期とのことです。楽しみに待ちます。

3月にアルコーで開催したトレーニングコース、24人の参加
でした。死後直後処理ができる人材は少しずつ増えていますが、
まだまだ絶対数が少ないですね。

CIでは、6月に2人の処置をし、低温保存しました。
これでCIが保管している患者(死体ですが、クライオニクス
業界では”患者”と呼びます)は50人になりました。

ほんの3か月前アルコーのCOO(最高執行責任者)になった
チャールズ・プラットがもうその職を辞しました。
やはり現在、クライオニクスの活動は人を「燃え尽き症候群」に
するもののようですね。

クライオニクス界先駆者のひとり、ポール・シーゲル博士が
なくなりました。彼は、1980年代にハムスターを復活させる
実験で有名になりました。実験は成功しませんでしたが、
後の研究に大きな影響を与えました。未確認ですが、彼が
深く関わったトランスタイム社によって低温保存されたようです。
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meetupはごぞんじですか?
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最近、ちょっとずつメジャーになってきたサイトです。
政治からゲームまでいろんな話題に興味があるローカルな
グループをつなぐサイトです。
http://www.meetup.com

ここにも、クライオニクスがあります。
http://cryonics.meetup.com

面白い試みですね。ちょっと覗いてみませんか?

英語がいまひとつの方は、「未来人とクライオニクス」会議室
で日本語でいろいろお話しましょう! お待ちしています。
●●「未来人とクライオニクス」会議室、参加者募集中!
http://www.egroups.co.jp/group/cryo-future

●●「誰も死なない世界」角川書店から好評発売中!
http://homepage2.nifty.com/m_uchida/book/firstimmortal.htm

●● クライオニクス・マガジン、バックナンバーもごらんください。
http://www.kanon.to/jcanews.html
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・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
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ひさびさのオフ会、他

クライオニクス・マガジン(第44号 2003/6)

15日、新宿のオフに参加されませんか?
(オフの告知のため、少し早めの発行です)

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ひさびさのオフ会
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クライオニクスに興味あるけど、ちょっとあやしい、と
思っていらっしゃるあなた。15日の16時、新宿に来てください。

私たちが、オカルトでなく、まじめにクライオニクスに
取り組んでいるのがおわかりになります。お待ちしております。

ちょとでも興味がある方は、hikaru@kanon.to までぜひご連絡を!
2時間くらいお話して、飲みに行きます! 飲み会からでも歓迎です。
多くの参加、お待ちしております。
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つれづれなるままに
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最近、目にとまったことを書かせてください。

フロリダでも最大級のホスピス(末期の人が最後の時間を
過ごす施設)が、病室でのクライオニクス関係者の機材持ち込みの
待機と死の直後の処置を認めました。理解がありますねー

アルコーの施設を管理するマネージャーを募集したところ、
100人以上の応募がありました。(スゴい!)

最終的にはCryonics Communityの建設を目指している
David Pizerが第一号のロッジを建てました。小川のそばで
心地よい住みかだそうです。行ってみたいです。

日本でも、いろんな活動を盛んにやりたいですね。
仲間、大募集です!
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CIの研究
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つい先ごろ、CI(cryonics Institute)のDavid Pascalから
メールが来て、ガラス化低温保存技術の研究開発は、一時期
資金の問題で遅れましたが、現在は順調に進んでいるとのこと。
まだ、「いつできる」と約束できる状況ではないようです。
「なんとか年内に仕上げたい」とのことでした。
続報を楽しみに待ちましょう!

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米国近況、他

クライオニクス・マガジン(第43号 2003/5)

先月はお休みをいただきました。今月もちょっと記事が
寂しいかも・・ これからがんばって巻き返します。

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米国近況
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SARS(サーズ)の問題はアメリカやカナダは日本より深刻で、
クライオニクスのグループでも「SARSで死んだ患者を安全に
低温保存することは可能か?」などの議論がなされています。

また、SARSではありませんが、アルコーのCEOである
Lemler博士が重病になっています。アルコーをビジネスができる
体質に改善してきた真のリーダーだけに、アルコーの将来が
多少不安です。

JCAも大変期待しているCI(cryonics Institute)の新しい
ガラス化低温保存技術の研究開発は、決して不調ではありませんが
まだ完成する見込みはたっていないようです。予定では7月ですが
少し遅れるかもしれませんね。

日本でのクライオニクスのサービス提供に関心ある方は、ぜひ
cryo-j@kanon.toまでご連絡くださいませ。

昨年秋のアルコーのカンファレンスの報告をしておりません。
興味深いものではありますが、短いレターで紹介するのがむずかしく
なってきました。関心あるかたはHPへどうぞ。

http://www.alcor.org/conferences/2002/

ひとつだけポイントをあげるとすると、nanomedice技術の進展、
DNA構造の解明等が進み、「生きたままの人体改造も可能では?」
との議論が出始めていることです。数十年のうち可能になるという
楽観的見方もでています。時間がとれたらくわしくレポートします。
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884665
M-200305011220000000015596000

クライオニクス、ローカルグループについて、他

クライオニクス・マガジン(第42号 2003/3)

今日はヨーロッパとカナダの情報です。

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クライオニクス、ローカルグループについて
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クライオニクスといえばアメリカです。
しかし、最近はイギリスとカナダでローカルグループが
さかんに活動しています。日本も追いつきたいものです。

カナダ(Cryonics Society of Canada)は
http://groups.yahoo.com/group/cryonicssocietyofcanada

ヨーロッパ(Cryonics Europe)はhttp://groups.yahoo.com/group/cryonicseurope

に電子会議があり、前者は50人、後者は88人です。

クライオニクス・ヨーロッパといっても7割はイギリス人です。
中心メンバーのひとりアランは、トレーラーにサスペンションに
必要な用具をすべて乗せて、イギリスのどこへでもトレーラーで
6時間でいける体制を整えているのだそうです。

アランがいうには、ローカルグループで一番大切なのは、
(1)定期的にミーティングをやること
(2)スタンドバイチームをきちんと作ること
だそうです。

日本では、スタンドバイチームの中心となって処置ができる
可能性があるのはまだひとりだけで、増やすよう検討中です。

ミーティングも定期的にやるよう調整中です。決まったら
お知らせしますので、ぜひお越しくださいね。

今月はアメリカの動きをほ報告するのはさぼります。
あ、1点だけ、
トレーラーで思い出しましたがアルコーもサスペンションの
器具を乗せる救急車のリニューアルを計画しています。
が、資金的な苦労があるようですね。
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日本でのクライオニクス・プロバイダ設立準備会発足!、他

クライオニクス・マガジン(第41号 2003/2)

ビッグなニュース、続報です。

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日本でのクライオニクス・プロバイダ設立準備会発足!
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先月、CI(Cryonics Institute http://www.cryonics.org)
からの素晴らしい申し出があったことをお知らせしました。
新しいvitrification(ガラス化)の技術を6か月余りで提供
できそうだ、とのことで、日本側でこの申し出に対応するため
の準備会を作りました。

CIでトレーニングを受ける意思のある葬儀屋さんも見つかりました。
カナダ人でembalmingをお仕事にしている方です。
embalmingっておわかりでしょうか? 死体の血液を抜いて防腐剤を
流し込み、香油をまぶしてお化粧し、きれいな姿で死体が一定期間
(1月以上)保管できるようにするお仕事です。
日本ではあまり普及していませんね。クライオニクス
初期処理をする方の仕事として、最も適しています。

事業を運営するスタッフも手をあげてくださる方がでてきました。
いよいよ、日本でのクライオニクスサービスが現実味を帯びて
きました。

この動きに関心あるみなさま、ぜひ準備会に参加ください。
こころよりお待ちしております。
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アルコーの動き
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前の記事は主にCIとの連携ですが、アルコーの動きも少しだけ
報告しておきます。現在、ガラス化(vitrification)はアルコーが
頭部のみの保存で提供しています。これを、体全体のサービスに
拡張すべく仕事を進めていますが、遅れ気味です。

長らく開催されていなかったトレーニングコースが3月1日開催の
予定です。多くの人がトレーニングを受け、死後直後の初期処置が
できるようにならなければ、クライオニクスは広まらないでしょう。
また、初期処置をするメンバはこれまでボランティアにたよって
いましたが、最近、準医療従事者9名と契約を結びました。

テッド・ウイリアムズ問題で、アルコーは2002年に79人の
新規入会を得ました。600人の会員で、90人が準備中です。
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