Cryosummit開かれる、他


クライオニクス・マガジン(第38号 2002/10)

ついにCryosummitが開かれました。簡単に報告します。

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Cryosummit開かれる
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8月23日からミシガンでCryosummit(クライオサミット)が開かれ
ました。出席者はアルコー6人、CI(Cryonics Institute)12人
(CSC:Cryonics Socieety of Canadaのひとりを含む)、
SA(Suspended Animation Inc)2人、ACS(American Cryonics
Society)ひとり、CSCひとり、でした。

Mike Darwinが去ったSAはサービスが提供できるのかとの質問が
ありました。6か月以内に設備を用意し、9か月以内にサスペンション
のためのチームを派遣できる体制を整えるとのことでした。

perfusate (ガラス化を施す際の潅水処理)だけでも全身保存の場合は
1件につき2万ドル台になると見られ、それプラス、待機するチームの
コストもあるので、当初は4万ドルと見積もられていた全身ガラス化は、
最終的には10万ドル台にまでなってしまうかもしれないとのことです。

クライオニクスの技術の進展も早いので、サービスの質を保証するには
その質を測れる組織が必要だということで合意しました。
アルコーのDr. Newportが、その組織を作るための委員会の議長を
務めることになり、委員会は暫定的にIACO(International
Association of Cryonics Organizations)と名づけられました。

様々な協力が話し合われました。たとえば、アルコーとCI
は相互のサスペンションの現場を見学することになりました。
また、ローカルグループへの支援も強化することとなりました。

より深く協力しあうためBoard of Advisorsという評議会を
共有する検討を始めました。

CIとアルコーは、もしどちらかが破産した場合、
その患者のケアをすることで合意しました。

現在はパッケージ・オンリーのサービスをバラして、
単独サービスだけでも受けられるようにする予定です。たとえば
CIが準備だけして、保管は他の団体がおこなったり、他の団体が
準備した患者をCIが保存・・・などといったようなサービスです。

ロシアにもプロバイダができることになりました。CIでは
旧ソビエトから優秀な人材を引っ張って来ようとしましたが、
そういった人々は皆、すでにヨーロッパやアメリカでいい仕事に
就いているので、残念ながら現在の旧ソビエト圏内には優秀な人材
がほとんど残っていなかったとのことです。

21CMが開発した次世代凍結保存液が来年発売される予定です。
また、腎細胞で成功したことが脳細胞でもできるということが、
研究によって証明されました。

テッド・ウイリアムズ問題で、社会的認知度があがりました。
米国議会にも好意的なかたがいる。クライオニクスの研究を進める
ため、ロビイストを雇う検討も開始しました。

次回は来年6月3日、「不死への展望」の発売日に行ないます。

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その他、話題ふたつです
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SF作家であり、ジャーナリストであったCharles Platがアルコー
のDirector of Suspension Servicesという大事な職につきました。
多くの気持ちも才能もあるメンバーが、このポジションで燃え尽きて
きており、彼もそれを知っています。健闘を祈ります。

先月、CIはサスペンションを行ないました。これで、保管されている
患者は42人になりました。
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