ロシア訪問記


2016年6月、日本トランスライフ協会は代表理事を含む役員3名をロシアのクライオニクス・プロバイダ「クリオロス」(KrioRus)に派遣し、クリオロスとの協力関係をいっそう強固なものにしました。当協会は立ち上げ準備中からクリオロスとの連携による日本人向けクライオニクスサービスの提供をめざしてクリオロスとメール等で調整をしてきましたが、双方の役員がこの訪問で始めて会い、信頼関係とビジネスパートナーシップ築くことができました。

3人はモスクワのクリオロス事務所を6月11日に訪ね、以下の2つの目的でプレゼンテーションをしました。
(1)日本トランスライフ協会と日本におけるクライオニクス事情の紹介
(2)クリオロスとの連携で日本でクライオニクスのサービスを提供するための課題の解消

クリオロスからもプレゼンテーションと事前に送った質問へのていねいな回答があり、輸送時の課題等がほぼ解消し、日本人向けにクライオニクスのサービスを提供できる見込みが立ちました。年内にはサービスを開始する予定で準備を進めています。

成果の大きな訪問でした。代表のバリレアさん、幹部であるメドベージェフさんをはじめクリオロスの主要メンバーとのいい関係ができただけでなく、実際に患者を極低温で保管されている施設や連携している研究機関も訪問することができました。ロシアでは社会でのクライオニクスの受容度はとても高く、マスコミも好意的であるとのことでした。実際、訪問団は取材を受けただけでなく、ドキュメンタリー番組に出演する機会までありました。

翌12日も事務所を訪ね、クライオニクス処置のための機材を見学し、機材の一部と書籍をおみやげとしていただきました。
成果の大きかった訪問、ニュースレターでも報告を予定しています。
ロシア、モスクワの風景

ロシア、モスクワの風景