フォーエバーからのお誘い、他

クライオニクス・マガジン(第31号 2002/1)

先月はお休みをいただきました。今年はビッグニュース
から始まります。日本人によるクライオニクスの会社が
ついに立ち上がりました!

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フォーエバーからのお誘い
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日本人による、初めてクライオニクスをサービスする会社が
できました。その名も「フォーエバー」です。
会社の創立者からこのマガジンの読者をお誘いしてほしいとの
依頼をいただき喜んで掲載します。お誘いは以下の通りです。
JCAとしてもいっしょにお誘い申し上げたいと思います。

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「クライオニクス会、参加者募集!」

クライオニクス(*)を世界の方々を対象として提供しております、
フォーエバーと申します。

クライオニクスを日本に普及したり、クライオニクスに興味がある
方々の出会いをプロデュースしたいと考えています。

バーベキュウをしたり、スポーツをしたり、お酒を飲んだり、参加者の
方々の希望を取り入れ、楽しいものとしたいと考えています。

参加希望の方は、お住まいの都道府県とお名前をforever@hyper.ocn.ne.jp
までお送りください。

クライオニクス(*) 亡くなった方を冷凍保存し、未来の医療技術で
蘇生する事。

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バニラ・スカイを見ましたか??
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世界初、クライオニクスを正面から取り入れたSF映画、
「バニラ・スカイ」が公開されています。もうごらんいただきました
でしょうか? 現在のクライオニクス技術では実現できない
分野までクライオニクス・プロバイダのサービスとして描かれて
いるなど、多少の問題はありますが、すばらしい映画です。
主演はなんと、あの、トム・クルーズです。一押し映画です。
ぜひごらんください。以下のYAHOO映画情報に解説があります。

http://movies.yahoo.co.jp/

現在翻訳している”The First Immortal”の販売にもきっと好影響
がでるでしょう。さて、”The First Immortal”の解説を書く緑川ひかる
がホームページを解説しました。何度か紹介しているMetamorphosis
Societyの考え方が簡潔にまとめられています。ぜひお寄りください。

http://www.kanon.to/hikaru

「バニラ・スカイ」で多くの人がクライオニクスに興味を持って
いただけると思います。興味を持った人の議論の場として、
「未来人とクライオニクス」という会議室をegroupに開設しました。
世話人は緑川ひかるが務めます。ぜひ参加ください。
以下のURLから参加できます。cryo-jの参加希望メールを
ちょうだいしてもけっこうです。

http://www.egroups.co.jp/group/cryo-future

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アルコーの活動順調!
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10月に新体制になったアルコーが順調に体制整備を進めています。
毎週の活動レポートや隔月のニュースレターも充実しております。
一週間前、ついに新しいパンフレットが届きました。100ページ
の大作です。詳細は以下のページでどうぞ。

週報 : http://www.alcor.org/this_week_at_alcor.html

ニュースレター : http://www.charlesplatt.com/alcor/

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・毎月1日発行
・発行者:JCA(e-mail : cryo-j@kanon.to)
・発行人:山本 邦雄
・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
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http://www.pubzine.com/detail.asp?id=793
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アルコーの方針変更(よかった!)、他

クライオニクス・マガジン(第30号 2001/11)

アルコー新体制、出だしは好感!

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アルコーの方針変更(よかった!)
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先月、米国在住の日本の友人がアルコーの代表と会い、現在
外国人がサービスを非常に受け難くなっているアルコーの
契約形態が改善されることを確認してきました。
JCAスタッフも初めて代表のDr. Jerry Lemlerとメール交換し
今後、協力しあうことを確認しました。

来年の夏あたり、いよいよJCAとしてアルコー見学ツアーを
やりたいと思っております。関心ある方はcryo-j@kanon.to
までご一報ください。

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“The First Immortal”とPaulへのインタビュー
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角川から年内を予定していた”The First Immortal”の出版が
少し遅れます。翻訳は大変なのです。現在、このSFの解説を
書くために何人かのクライオニクス関係者にインタビューして
いますが、その中で興味深かった部分を紹介します。Paul Wakfer
が「不死」について答えた部分です。

−不死は可能と思いますか? それを可能にする技術は?
「可能だろう。しかし、可能とする技術は? という質問に答える
のは大変難しい。質問を人生を飛躍的に延ばすことは可能か?
であれば答えやすい。
1)カロリー制限とビタミンなどの適切な服薬、トレーニング、
よい睡眠とリラクゼーションにより寿命は2〜30年伸びる。
2)長寿のための薬を開発することにより、50年伸びる。
3)成人を対象にした体細胞遺伝子治療の開発で100年伸びる。
4)体の一部分の交換や適切な治療で300年伸びる。
5)300年あれば、心を別の媒体に移すことができるだろう。」

−いつごろ実現しますか?
「1)はいまでもある。
2)は10年以内
3)は25年以内
4)は50年以内
5)は100年以内」

−どうすれば実現できますか?
「最大の課題は人々の関心いかに高めるかである。
2)には100億円、3)には1千億円、4)には1兆円、
5)には100兆円かかるのではないかと思っており、
人々が人生の優先度を変える必要があるだろう。」

−実現のためにどの団体が重要ですか?
「2)のためにはAlteon Pharmaが重要だ。残りはまだ先で、
答えるすべはない。」

Paulは63歳です。しかし現在週2日のトレーニングを
欠かさず、大変元気です。クライオニクスの活動からは
手を引きましたが、「不死」をまったくあきらめておらず、
議論していてとても楽しいです。彼と彼のパートナーである
Kittyが作る http://www.morelife.org は人生を広げるのに
重要ないろいろな情報が詰っています。ぜひ来訪ください。

ちなみに、彼は100億円の資金があれば、15年で
完全な低温保存技術が確立するとの見通しをたてています。

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アルコー新体制に、他

クライオニクス・マガジン(第29号 2001/10)

今月は、真剣な「仲間募集!」のコーナーがあります。
お便りお待ちしております。

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アルコー新体制に
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ここ数年、アルコー生命延長財団をひっぱってきたLindaとFred夫婦が
実質的に活動から引退しました。理由はLindaがガンにかかったことです。
代表はメディカル分野でアルコーに貢献してきたJerry B. Lemler博士
になりました。情報提供に積極的で週報をCryonetに出しています。
まだ活動は本格的になっていないようですが、長らく更新されていなか
ったアルコーの説明冊子(Crionics for reaching tomorrow)見直し
などにも取り組んでおり楽しみです。現在の会費の払方が米国人以外
からはとてもやりにくくなっていることも十分に認識されており、
今後期待できます。また、Saul Kentがアルコーの理事に復帰しました。
どのような役割を果たすのかわかりませんが、TIMESHIPの設計者、
Stephen Van Sickle も理事になっており、TIMESHIPとの関係強化
は間違いないようです。くわしくは http://www.alcor.org/へどうぞ。

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真剣に、「仲間募集」!!
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最近、カーツワイルの「スピリテュアル・マシーン」が日本でも
発売されました。ナノテクとIT技術による人間と人工知能の未来
を描いたこの本は、クライオニクスにも言及し、おおいに米国の
クライオニキスト達に刺激を与えています。

ひるがえって日本は元気がありません。JCAは米国の現状を日本に
紹介する以外、いまのところ機能がありません。いまの日本で
できる貢献は何かを考えて作ったグループがMetamorphosis Society
です。このグループは、「よく未来を作り、かつ未来へいこうと
思っている」人々が相互に助け合うグループです。現在40人弱の
人が登録されていますが、日本人でアクティヴな人がとても少ないです。
クライオニクスのサービスを向上させていくのはもう米国におまかせ
していいと思います。日本では、いかに未来で甦るか? を考えたい
のです。その回答の一つがMetamorphosis Societyです。このグループ
が未来まで続くことにより、復活が安価でできるようになったら
未来の会員が私たちを復活させてくれると信じて作った組織です。
未来の会員にとっても、私たちは「よく未来を作り、未来へ行きたい」
という意味で、強く結びついた仲間であるからです。
もちろん、このような仲間が集まることにより、「よき未来を作る」
活動が加速することも大いに期待できます。
(グループのホームページ : http://www.kanon.to/ms.htm)

この活動に参加される方を「真剣に(笑)」募集します。英語が
苦手ですとちょっと苦しいかもしれませんが、活動に真剣に参加
される方ならお手伝いします。関心のあるかたはcryo-j@kanon.to
のお便りください。お待ちしております。

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Cryonet 存在価値を問われる&JCAリンク集、他

クライオニクス・マガジン(第28号 2001/8)

8月初旬まで執筆者が米国にいたのでいまごろの発行です。
9月との合併号とさせてください。これまで2年余り、
毎月発行してきましたが、基礎的な情報はほぼ発信が終わり、
記事が少なくなってきました。今後は記事の数により合併号に
させていただこうと思います。今後ともよろしくお願いします。

追伸 : 「こんな情報が欲しい」というご希望ありましたら
cryo-j@kanon.toまでお気軽に連絡ください。

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Cryonet 存在価値を問われる & JCAリンク集
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長らくクライオニクス関係者の議論をリードしてきたメーリングリスト
“cryonet”(http://www.cryonet.org/)がその存在価値を問われています。
Greg Fahyなどsuspension研究のリーダーシップを取ってきた人間は
cryobiology学会から「まがいもの」の批判を受けないようにほとんど
議論に参加していません。Saul Kentも最近発言しなくなりました。
オープンなメーリングリストですとどうしても実際の活動に役立つ
ものより夢のような話や過去何度もでてきた話題、つまらないケンカ
といった非生産的なものになりがちです。cryonetもまさにそういう
状況になっており実際活動している人達からは存在価値を問うメールが
飛び交っています。実際に活動している団体のホームページを見たり
メーリングリストに参加するほうがいい情報が取れるようになって
きました。そこでJCAも少しだけリンク集を増設しました。

http://www.kanon.to/jcalink.html

この中で最もリンク集が充実しているのはクライオニクス研究所
(Cryonics Institute)です。一度来訪をお薦めします。

また今回、生命延長技術や製品の団体を二つ加えました。最近の医療
技術や関連科学の進展はすごいスピードで目が離せません。
クライオニクス研究のスポンサーである Life Extension Foundation
(http://www.lef.org)とJCAとも関係の深いPaul Wakferがパートナー
と主宰する http://morelife.org です。ちなみにPaulもCryonetから
脱退してしまいました。この業界、情報が集めにくくなっていますが、
なるべく集約して日本に紹介したいと思っています。
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TIMESHIPホームページ&日本でのLEF事業
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3月号で紹介したTIMESHIPのホームページ立ち上がりました。
http://www.timeshipinfo.com/
クライオニクスのみならず多くの低温工学、生物学の研究室が
入ることができるばかりでなく、低温保存された(サスペンション
措置を施した)1万人以上患者を収容することができるそうです。
イニシャルコストだけでも20億円という大プロジェクトです。

このプロジェクトの最大スポンサーはLEF(Life Extension Foundation)
です。この生命延長関連の薬を売って、年間2億の研究費を拠出している
LEFの支部を日本で設立し、日本で販売を行ない研究に寄与しようと
検討中です。興味ある方の参加が必要です。特に次のような方、ぜひ
参加されませんか? cryo-j@kanon.toでメール待っております。
・医療関係者
・薬品関係者
・インターネットマーケティング専門家

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454978
M-200108120300000000015596000

CIとの協力、他

クライオニクス・マガジン(第27号 2001/7)

クライオニクス・プロバイダとの関係構築が少しずつ
深まっています。

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CIとの協力
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アルコーが「米国内での生命保険契約しか受付けない」と宣言
してから、米国外クライオニキストのアルコー離れが加速して
います。Dr. Yuri Pichuginが数日前CIのあるミシガンに
到着しました。CIへの期待が高まっています。

JCAでもこれを機会にCIとの関係をこれまでより深めよう
としています。実は、昨年12月にお伝えしましたが、JCA
では日本人が死が間近になってから米国に渡り、クライオニクス
のサービスを受けるために米国の協力者を募る検討をしていまし
たが、CIはこれらの協力を特に別の費用を受け取らずにやって
くれると表明しています。

必要な協力は以下のようなものです。
1)死を迎えるまで暮らす部屋を見つける
(病状によっては空港まで迎えに行き車椅子を押す)
2)ホスピスケアが必要な場合、ホスピスを紹介する。
3)クライオニクスに理解を示す医者を紹介する。
(サスペンションが迅速に行なえるようにすばやく検死をする)
4)米国に着いたとき、生活するのに必要な情報を提供する
のガイドをする。
5)もし必要であれば、サインアップを手伝う。
(サインアップ=サスペンションサービスを受けるための契約をすること)

これらの必要な協力を詳細に書き出し、CIが対応可能かの確認を
とる作業を進めています。確認がとれましたらホームページに掲載する
予定です。

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Kryos Biomedical社 始動中
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21st Century Medicineをやめてから少し動きが少なかった
Mikeですが、次の活動を精力的に始めました。Extropian Institute
のE. Shaun Russellと組んであたらしいクライオニクスの会社を
設立しました。まだビジネスプラン作成中ですが、外国人に
積極的にサービスを提供したいとのことで今後が楽しみです。
21st Century Medicineなどで研究は進んでいますが、いまでも
実際の死後の身体に適切な処置を施す能力はMikeがナンバー1
です。今後の活躍に期待しましょう。情報は適時お知らせします。

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